7/18/2016

2016AW

もうすぐVarde77 2016AWが立ち上がる。










「MY PRIVATE COLLECTION」と題して、今の等身大の自分を反映したようなラインナップ。
最近、この等身大という言葉がやたら自分に響く。

20代はアメリカで古着のディーラーとして買い付けをたくさん経験した。
普通の古着屋では入れないような、アメリカ全土のボロ屋と呼ばれる古着の倉庫を
何十件も買い付けに回る、少し特殊な買い付けのやりかた。
この買い付けの仕方は今では日本で出来る古着屋さんは1件もない。
現在日本にある古着屋の古着や古着の卸で買える商品は日本用に厳選された古着である。
日本以外の国に選ばれた日本に入ってこない古着にもたくさん面白いものもあった。
でもそんな古着は日本では日の目を浴びない。

20代の時は、僕の周りにはプロの古着のバイヤーさんばかりで、
取引のため、古着の知識ぶつけ合いや値段の駆け引きばかりをしていました。
そんなことばかりしていると、その古着屋の光景としてはあたりまえのことに
疑問を抱くようになり、それとは別のなにかで自分の主張をしていきたいと発想するように
なった。

昔ながらの古着屋はうんちくのばかりで、そんなうんちくのぶつけ合いに嫌気がさしてきた。
でも、うんちくが嫌いなわけではない。
古着屋の普通のやり方が苦手なだけ。
独立してからも、レアな古着ばかりを載せてうんちくを語るような雑誌は古着の未来を壊すと
感じて、雑誌への掲載も断り続けた。
でも、断ってよかった。
もうその雑誌はなくなっている。
全世界の中でも東京ほどファッションに敏感な場所はない。
こんな小さな国の密集した場所にたくさんのファッションが集まってきている。
この中で、古着から得た経験をかたちをかえて、提案していきたいと思って早10年。

自分で古着をセレクトするようにREVIAL 90% PRODUCTS Varde77のアイテムを作るようになった。
今回は新しく「MAKEOVER」という古着のリメイクにも挑んだ。
もちろんVarde77の通常ラインもある。

しかし、今回はいろんなラインやアイテムのバランスを考えることなく、
好きなものばかり、欲しいものばかりで、ラインナップを組んだ。
ブックを作る時も、好きな絵やギター、雑貨なんかもイメージに組み込んで、
好きなものだけのコレクションブックのような気持ちで製作。

非常に思い入れが強い。

もうすぐ待ちに待ったコレクションが少しずつはじまる。

立ち上がりは、一見シンプルだけど、素材や細かいディティールに特徴があるアイテムたちで
構成。

中にはごく少量生産のものもあります。
お店でお楽しみに!




































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