4/09/2016

熱狂のすゝめと新ライン

人と話している時、何かに熱狂的になれる人って、
なぜか魅力に感じてしまう。
自分がオタク気質で熱狂的になる性格のため、
分野が全然違ったとしても、
好きな気持ちが強くて熱狂的な人は、なにかしら面白みを感じます。


自分は古着と洋服全般、フォークミュージックと車とインテリア、
お笑いとアメリカ文学、ヴィンテージギターなんかに熱狂的。
実は刑務所や闇社会、人の生命や、犯罪心理なんかも詳しいです。
こういった公の場では話せないようなことも。。。。

歳を重ねるたびに記憶力は低下してるので忘れていることはありますが、
どうでもいいようなことまで掘り下げるというか、
好きだから知っています。

ただ、知ってると言っても調べるというのとは少し違って、
出来ることは実体験しています。
調べようとか、あまり意識はしていません。

古着を知りたかったら、アメリカやヨーロッパなど気になるところに直接行くし、
プロでもいかないようなところまで行かないと気がすまない。
デニムで言えば年代別に糸の分解をしました。
洋服をつくる工場も自分で直接見に行って、機械の説明を聞いたりして現場と接します。
そこでも出来ないようなことはないかと提案もするし、もっと掘って探す。
6年前ぐらいでしょうか、、、
自分の仕事で言えば、
ウールやナイロンが染めれないと言われていたので、その常識を覆すまで掘っていった。
洋服に穴をあける加工!?笑 ダメージ加工とかの指示なんかも自分で細かくします。

インテリアも基本的にはヴィンテージが好きなので、その家具が使われていたような現場に
海外まで行って探すし、音楽も好きな人のライブにはずっと行くようにしています。
ヴィンテージのギターも年代とか仕様がどうとかあるわけですが、
売っている場所にいってちゃんと弾いて感じて、そして聞いたりして最後に調べます。

お笑いも、音楽も洋服も長年ずっと見ていると、
今現在のインターネットやメディアで調べることのできる情報は
熱狂的に追い続けている人からすると、
20%ぐらいの浅い情報しかないと思っています。

時が経過すると、過去にあった現実が美談にすり替わっていたり、
その時に感じていかないと、後の文章や聞くことでは歴史がすり変わることが多い。
だから、その時の今を感じるようにしていました。

熱狂的に好きな話をしだすと、気持ちわるがられるので、あまり話はしません。。。笑

いつか自分でなにかを作りたいと思っている人なんかは、
ぜひ熱狂的になってほしいと思います。

2006年にVarde77をはじめて、時が経過してスタッフも増えると、
出来るだけスタッフに任せたいという気持ちが強くて、
自分が熱狂的になれていないと感じていました。

だから、今年はまず自分がVarde77というブランドに熱狂的になって、
取り組まなければいけないと強く感じました。

だから昨年から、
自分ができることは何なのか、
しっかり向き合って考えるようにしています。

今年の9月でVarde77は10年。

でも10周年がどうとか派手なことはしません。
ブランド設立10年ってコラボやらイベントやら派手にやることが多いのですが、
10年なんて、洋服を買ってくれている人にとってはあまり関係のない話。

とにかくマイペースに自分ができることをやっていきます。
でも本当に気持ちが強く入ったコレクションになっているので、
楽しみにしていただければと思います。


また1年目のように自分の口でしっかり提案していきたいという、
当たり前のようで出来ていなかったことを、もう一度やっていこうと思っています。
最近は自分で出来ることはなるべく自分でやるようにしています。
優秀なスタッフもそばにいてくれるので、助かっていますが、
だからといって甘えないように、自分で動いていけるようにします。

そして、10年間あえてずっとやっていなかった、
古着のリメイクを「Varde77- MAKEOVER」というライン名で、
これから提案させてもらうことにします。

これが僕の原点回帰。

10年目だからこそ、しっかりラインをわけてやっていこうと決意をしました。
こちらもまた紹介していきます!







  
























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